本 - 最新医薬品業界の動向とカラクリがよーくわかる本

目次

第1章 医薬品業界の現状

1-1 医薬品業界は新たな転換期を迎えている
1-2 多極化する世界の医薬品市場
1-3 海外進出を加速させる国内大手メーカー
1-4 年々拡大する外資系メーカーの国内シェア
1-5 外資系の傘下に入った日本メーカーは成長
1-6 少子高齢化がもたらす真の問題とは
1-7 医療費抑制策が医薬品メーカーに与える影響
1-8 承認審査の遅れが医療費負担を増加させる
1-9 治験の空洞化
1-10 メーカーと卸会社の関係にも変化が
1-11 遺伝子治療の抱える問題
コラム 漢方は日本の伝統医学(1)

第2章 国内外大手メーカーの動向と主力製品

2-1 武田薬品工業は常に国内メーカー売上高第1位
2-2 米国ファイザーは世界ナンバーワンの製薬会社
2-3 メルクは世界市場と日本市場でファイザーとしのぎを削る
2-4 海外に強いメーカーが合併したアステラス製薬
2-5 第一三共は世界初の薬剤を次々に開発して成長
2-6 認知症治療薬アリセプトエーザイがグローバル企業に
2-7 新薬1剤でグローバル企業の仲間入り 大塚ホールディングス
2-8 ノバルティス・ファーマはマンモスの結婚で誕生した
2-9 複数の有力医薬品をそろえる世界の大手メーカー
2-10 国内メーカーの多くが新薬開発と海外進出を加速
コラム 研究開発専門のベンチャーが業界を支える
コラム ビタミンの話(1) 道端でしゃがんで話す若者はビタミンB1欠乏症かも?

第3章 医薬品業界の仕組みと仕事

3-1 現代医療の合言葉となったEBM
3-2 新薬の開発(1) 薬理学の基礎
3-3 新薬の開発(2) 治験とは
3-4 新薬の開発(3) 認可と申請
3-5 医薬品開発の分業化期待されるCRO(開発業務受託機関)
3-6 製剤の輸入と輸出日米欧共同のガイドライン
3-7 医薬品の分類方法
3-8 広義の医薬品製造業
コラム 薬はいったいどの程度効くのか

第4章 医薬品会社の組織

4-1 一般的な医薬品メーカーの組織
4-2 MRの仕事(1) 医薬情報担当者と呼ばれるスペシャリスト
4-3 MRの仕事(2) JPMAの行動基準
4-4 MRの仕事(3) MRの営業が売上の鍵を握る
4-5 デジタル情報急増で学術部の業務が拡大
4-6 プロダクトマネージャの役割
4-7 研究開発(R&D)部門の仕事
4-8 生産部門の仕事
4-9 海外部門の仕事
4-10 法務・財務の仕事
4-11 レベルの高い教育研修制度
4-12 コミュニティ活動と環境対策
4-13 医薬品メーカーのIR活動
4-14 卸売業は医薬品産業の毛細血管
コラム 漢方は日本の伝統医学(2)

第5章 ドラッグストアと調剤薬局

5-1 厚生労働省が推進する医薬分業とは
5-2 医薬品小売業のさまざまな業態
5-3 調剤薬局の薬代はどのように計算される?
5-4 医療用医薬品とOTCとの違い
5-5 大衆薬の売上増に貢献するスイッチOTC
5-6 医薬品と医薬部外品はどう違う
5-7 成長を続けるドラッグストア
5-8 調剤薬局は地域密着型のヘルスステーション
5-9 新たな調剤サービスを求めて
コラム 行政を動かしたドン・キホーテの挑戦

第6章 変わる医薬品の開発視点

6-1 E‐Drug、P‐Drugという薬の分類法
6-2 オーファンドラッグの振興
6-3 拡大するジェネリック医薬品市場
6-4 改良後発品は新薬といえるか
6-5 メタボリック・シンドロームの治療薬
6-6 耐性菌との終わりなき戦い
6-7 高齢人口拡大を踏まえた治療薬の開発
6-8 脳梗塞予防の薬に変身した鎮痛薬
6-9 胃腸薬の主役は消化剤から制酸剤へ
6-10 改良された感染症ワクチン
6-11 トクホで医薬品業界に接近する異業種メーカー
コラム 思いがけない島国の利点
コラム ごはんは頭をすっきりさせる効果もあるとか…

第7章 医薬品業界のインサイドストーリー

7-1 医薬品は高い付加価値で利益を上げる
7-2 東西の医薬品メーカーに見る成り立ちの違い
7-3 売上増をはるかに超えるコスト増
7-4 医薬品の輸出入収支は常に輸入超
7-5 医薬品が要因となる医療過誤は多い
7-6 特許切れ後の新薬開発は難航
7-7 薬価は薬の公定価格
7-8 わが国の保険制度の問題点
コラム 日本人は肥満遺伝子を持っている

第8章 医薬品業界の法律と規制

8-1 医薬品業界のすべてを監視する『厚生労働省
8-2 『薬機法』は業界の基本法
8-3 ヘルシンキ宣言から始まった人権の見直し
8-4 高品質な医薬品をつくるGMP基準
8-5 医薬品をめぐるさまざまな基準
8-6 ICHレギュレーションは新薬申請の国際規格
8-7 厳格な医薬品の広告規制
8-8 医薬品コードの標準化は情報システムの基盤
8-9 薬害訴訟の歴史
8-10 薬害を根絶するための安全対策
8-11 業界を後押しする国の施策
8-12 医療をめぐる改革の進捗状況
コラム 毒になるか薬になるか
コラム ビタミンの話(2) 尽きることのないビタミンCの魅力

第9章 医薬品業界のトレンドと最新技術

9-1 サイトカインという生体反応の鍵
9-2 酸化ストレスとアディポサイトカイン
9-3 低開発費でも市場は大きいDDS
9-4 コンビナトリアル・ケミストリーとハイスループット・スクリーニング
9-5 バイオテクノロジーと遺伝子治療
9-6 ゲノム解析からゲノム創薬
9-7 ゲノムが導く新しい医薬品の世界
9-8 病気の原因と治療法のヒントを伝えるSNP
9-9 コンソーシアムが日本のゲノム創薬を支える
9-10 創薬プロテオームファクトリー・コンソーシアム
9-11 バイオインフォマティクス新時代の創薬研究
コラム 覚えておきたい最新医薬品開発用語

第10章 医薬品業界の未来像

10-1 新医薬品産業ビジョンへの期待(1) 創薬環境の再構築
10-2 新医薬品産業ビジョンへの期待(2) 個性を生かした産業構造
10-3 これからの医薬品卸売業
10-4 開発途上国への市場拡大は可能か
10-5 国際競争力の回復は産学官の連携から
10-6 ベンチャー育成と研究開発振興策
10-7 ゲノム創薬の戦場は拡大するか
10-8 よりよい生活をもたらすライフスタイル・ドラッグ
10-9 セルフメディケーションで医療費抑制を
10-10 テーラーメイド医療を支える医薬品
10-11 すべての患者に有効な薬を求めて
10-12 期待される医薬品業界の発展
コラム 育薬こそ、未来への道しるべ

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